先日、とあるショッピングモールで、
子供たちが書いたと思われる七夕の短冊が飾られていました。
さまざまなお願いごとが書かれた短冊がぶら下がっている中、
私はとある1枚に目がとまりました。
そしてその文章の秀逸さに、「現代の子供ってやつぁ、進化してるぜ」と思わざるを得なかったのです。
シンプルな一文に集約された狡猾さ
短冊に書かれていたお願いはこうです。
「ほしいおもちゃがすぐ買えますように」
一見、特に何の変哲もない、子供らしいお願いです。
しかし!
このシンプルな一文の中に、
子供の欲望をすべて包括する機能が備わっていることにお気づきでしょうか。
まず「ほしいおもちゃ」という点です。
「ニンテンドースイッチ」などの具体的な名称ではなく、「おもちゃ」という非常に広義を示す書き方をしています。
これにより、「ニンテンドースイッチって思ってたけど、やっぱPS5にするわ」といった具合に、容易に依頼物を変更することができてしまいます。
そして次に注目すべきは「すぐ」という点です。
「いつか買えますように」ではなく「すぐ買えますように」ですよ。
これにより「誕生日やクリスマスまでは待たない、すぐだ」という即効性を発揮します。
つまりこの短冊の願いを叶える側は、
いつなんどき、何を買わされるかわからない
といった状態になります。
いや〜恐ろしいですね〜
実に巧妙、いや狡猾とも言うべき文章ではないでしょうか。
また、「買えますように」という表現の中には、
万が一目的のおもちゃが買ってもらえない場合も、貨幣を手に入れて自分で買うという手段を残しています。
子供の頃の願いごと
いかがでしょうか。
最近の子供って、さらっとIQ高いのではないでしょうか。
私が鼻水を垂らしていた小学生の頃にはまったく考えもつかないことです。
当時のお願いごとといえば、「漫画家になりたい」だったと思いますね。
かわいいですね〜。実にピュア。
「漫画家セット」(つけペンやスクリーントーンなどが入ったセット)を買ってもらって、すごく嬉しかったですからね。
ていうか、そもそも短冊にお願いを書いたことなんて、あっただろうか・・・
ていうか、七夕のお願いって子供限定なの?
大人が書いてもいいのだろうか・・
もし今書くなら「宝くじで3億円がすぐ当たりますように」かな?!
腹黒い大人
織姫と彦星が1年に1度しか会えない理由
ここで、ついさっき知った雑学をシェアします。
織姫と彦星はなぜ1年に1度しか会えないか、知ってる?!
二人は結婚して、楽しい生活を送るようになりました。でも、仲が良過ぎるのも困りもので、二人は仕事を忘れて、遊んでばかりいるようになったのです。(中略)
神様は、すっかり怒ってしまい「二人は天の川の、東と西に別れて暮らすがよい」と、言って、織姫と彦星を、別れ別れにしたのです。でも天の神様は、織姫があまりにも悲しそうにしているのを見て、こう言いました。「一年に一度だけ、七月七日の夜だけ、彦星と会ってもよろしい」
七夕|Wikipedia
だってさ!
遊んでて仕事しないから、神様が怒って、罰として1年に1回しか会わせないようにした、という。。
なんか、思ってたよりロマンティックじゃない伝説だった。
まぁでも、仕事したくないのは、よくわかるよね。
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